今回は、ランニングSNS「ジョグのねっとわーく」を今後も末永く、そして安定して運営していくために、裏側のサーバーインフラを大幅にアップデートしましたので、その舞台裏を少しだけメモとして残しておきます。
普段の画面からは見えない部分ですが、システムとしては「過去最大級の減量と要塞化」に成功しています。
🚨 今回の課題:膨大な「走行データ」の保全
ジョグのねっとわーくは、皆さんの大切な「走行日記」や「Garmin・Strava等のアクティビティデータ」をお預かりする、大切な資産保管庫です。
しかし、運用を続ける中で以下のようなインフラの「歪み」が蓄積していました。
- 連携される走行データや画像データが数ギガ単位で膨れ上がり、メインサーバーのディスクを圧迫し始めていた。
- サーバー同士を繋ぐ古いデータ配管(NFS)が残っており、万が一のシステムフリーズを引き起こすリスク(時限爆弾)になっていた。
- SSL(暗号化)の仕組みが古く、今後のブラウザアップデートに対応できなくなる懸念があった。
これらを一撃で解消し、10年先も等速巡航できるクリーンな環境を作るため、インフラの大手術を行いました。
🛠️ 実施した3つの大改革
① データの避難先として「Cloudflare R2(次世代ストレージ)」を導入
これまでサーバー内に力技で溜め込んでいた膨大なGarminアクティビティデータ(なんと6GB分!)を、圧倒的な圧縮をかけつつ、世界最先端のオブジェクトストレージ「Cloudflare R2」へと完全移行しました。画像データの保存先もすべてR2へ切り替えています。
これにより、メインサーバーの容量パンクのリスクは「完全にゼロ」になり、データの安全性は100%向上しました。
② 古いデータ配管の完全撤去と自動バックアップの構築
サーバーの動作を不安定にさせていた原因(NFSマウント)を根こそぎ解体・撤去しました。
その上で、毎日システム全体のデータベースを自動でクラウドへ安全に退避させる「不老不死の自動バックアップ防衛線」を新たに開通させています。
③ Cloudflare(CDN)による全区間フル暗号化と最適化
サイト全体の通信の前に「Cloudflare」の最強防衛シールドを配置し、全区間のセキュリティ(SSL)を完全強固なモダン仕様へとアップデートしました。これに伴い、使わなくなった過去の廃止ドメインや古い設定ファイル群も綺麗に削除し、サーバーの視界をクリアにしています。
🏁 これからの「ジョグのねっとわーく」
この大リファクタリングにより、システムは驚くほど筋肉質になり、動作の安定性とセキュリティが格段に向上しました。何より、皆さんのデータがより強固に守られる体制が整ったことが、開発者として一番の喜びです。
今回のインフラ整備が想定以上の Velocity(速度)で完了したため、明日からは、より優先度の高い次の開発へと集中して移ることができそうです。
サポーターの皆さまの温かいご支援のおかげで、こうして妥協のない技術的誠実さを貫くことができています。いつも本当にありがとうございます。
これからも「ジョグのねっとわーく」をどうぞよろしくお願いいたします。

